横須賀市武リノベーション

昭和40年築の伝統的な日本家屋を壊さず良さを残したリノベーションをしていきます。リフォーム前の状態です。

玄関は4畳半あり、洗い出しの土間で昔ながらの広々としたつくりで下駄箱は造作です。天井には杉板が張られており壁は砂壁です。
上から壁紙を貼ってしまうリフォームが一般的ですが、木部と砂壁を塗装しなおし、現在の良さを生かしたままよみがえらせます。

玄関ドアは木製のガラス引き戸と現在の既製品ではつくられていない味わいのあるものなので、木部を塗装しなおし再利用します。鍵はディンプルキーです。

客間の8帖の和室はとてもきれいな状態です。畳の表替えをし、天井の杉板と柱を再塗装します。

食卓になる8帖の和室には掘りごたつと広縁があります。ここも畳の表替えと再塗装をします。

9帖のダイニングキッチンはキッチンと吊り戸を新品に交換し、壁と天井に壁紙をはります。床もフロアタイルを上張りします。既存の造作収納とドアは無垢なので再塗装します。

トイレは床を張り替えます。

洗面化粧台を交換し、壁を塗装、床は貼り替えます。

在来工法の風呂のため、ユニットバスに交換します。

二階には3部屋あり、10帖洋室は壁紙を張り替え床はフロアタイルを上張りします。

2階4畳半の和室は畳の表替え、壁の再塗装、木部の塗装、ふすまの貼り替えをします。

2階3畳の納戸は壁の再塗装、木部の塗装、ふすまの貼り替えをします。

リノベーションについて

木製の枠と柄の入ったガラスの入ったドア、木製サッシなど昭和に主に使われていた手作業を多く含む建材は現在ではほとんど使われていません。 
そういった貴重なものはなるべくきれいに直して再利用すると、現在の既製品にはないようなあたたかみや意匠性を感じられます。
和室も本物の真壁でできている場合は塗装と畳の交換で蘇らせた方が、新品の既製品を使うよりむしろ落ち着く空間になる場合もあります。

ゴミの削減にもつながるため、ハウゼンは使える家はなるべく直し、内部もなるべく残していくことを心がけています。